僕は愛知県の三河地方の出身だ。
名古屋近辺ではなく三河の出身だからこそ起きるイライラがある。この会話の流れでイラっとする問題がよく発生する。県外の人なら仕方がないのは分かっているけどイライラしちゃうんだよなぁ。都市のイメージを一つでも持ってるだけ有難いことなのは理解してる。でもあまりによくある「名古屋近くていいね!」に「だからぁ」と辟易してしまう。
彼らのイメージを集約すると、どうやら我が県は名古屋を中心とした同心円状の形をしているらしい。そして名古屋主要部まではどの土地であっても40分程度で、隣接する県の主要都市までは必ずそれ以上かかるようだ。
そんなわけないでしょうよ。
よくよく考えればわかるはずだけど、三河地方からすれば浜松の方が近いし、岐阜市の方がよっぽど名古屋に近い。
でもわかってるんだよな本当は、こうなっちゃう理由。だって思考の順番としては自然だもの。
「わたし○○県出身なんだ」と言われたらまず県単体を思い浮かべて、そこから会話の材料を探すわけだから隣接する県の主要都市なんて考えるわけなんてないんだ。
(○○県?○○県と言っても色々あるよな、○○県のどこなんだ?)と思うのは少数だし、「へぇそうなんだ、○○県のどこなの?」と質問を重ねるなんてことはよっぽどない。軽い雑談なら会話ならなおさら。
あれ、こうなると質問に答える側の問題では?
「○○県の××市の出身なんだ。」と答えるのがスムーズで的確じゃないか。
なんてことだ会話をぎこちなくしていたのは僕の方だ…。
この答え方なら相手も自然に市町村まで答えてくれるだろうから、お互いすれ違いのない会話ができる。質問する側だったとしても「俺は○○県の××市出身なんだけど、きみは?」と投げかければ自然に詳しい回答が得られるはずだ。
出身地をきかれて「名古屋w」とか「横浜w」とか答える人間をみるとムカついていたけど、こうしてみると的確な答え方ではあったんだな。ただ「愛知県の名古屋」とか「神奈川県の横浜」と答える人はいないから、引き続きこういった手合いは許さないけどね!
さてこれでひとつ問題をクリアしたが本当の問題はここから…。
「○○県の××市出身なんだ」→「うーん…、どこ?」となった場合だ。
こうなってしまうともう相手の知識の問題になってくるから手の打ちようがない。これから仲良くなるべき人と時間を潰しているならむしろお互いを知るいいチャンスだけど、そうでもなければここで話の腰が折れる。案外と都道府県をすべて把握している人が少ないのが難しいし、「え?都道府県も知らねぇのかよ」みたいな雰囲気をうっかり出してしまえばギクシャクするだろうな。
よし、ここはひとつイケメンメンタルで考えてみよう。「俺のことなんかよりキミのこと知りたい知りたーい」の精神だ。「マイナーだもん、知らないよね。それよりキミの出身は?」…これだ!これなら話の腰が折れる前にすげかえることができる。完璧だ。
僕の雑談スキルがまた上がってしまったな、フハハハハ。
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